サイエンステクノ倶楽部
場所:応用物理実験室(専攻科棟3階)
講演:「世界最高強度の加速器で解き明かす
素粒子ニュートリノの謎」
自然界のあらゆる物質を、分子、原子、原子核...と
細かく分解していくと、
それ以上分解できない"素粒子"からできていることが
わかっています。
しかし、その素粒子の一種であるニュートリノ
の性質は、まだ完全には解き明かされていません。
しかも、他の素粒子ではみられない「ニュートリノ振動」という現象を起こします。
さらに、ニュートリノとその反粒子である
反ニュートリノの性質の違いが見つかれば、
もしかすると、自然界の物質がなぜ存在するか?
という根源的な謎を解く大きな
ヒントかもしれません。
茨城県東海村の大強度陽子加速器施設J-PARCでは、
世界最高強度のニュートリノビームを
岐阜県飛騨市のスーパーカミオカンデへ向けて
送り出し、その変化を高精度で測定する実験が
行われています。
本講演では、日本でおこなわれている世界最先端の
ニュートリノ研究についてわかりやすくご紹介します。
講演者: 中平 武
大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所・教授/
J-PARCセンダー・素粒子原子核ディビジョン長